なぜ、バンクーバーのIT系職種を選んだのか?

なぜ、バンクーバーのIT系職種を選んだのか?

皆さんこんにちは。Hiroshiです。

前回の記事では、「なぜ留学・移住先にカナダを選んだのか?」ということについてお話ししました。(記事ページはこちら)

私は、カナダの中でもバンクーバー、そしてその中でもIT系職種での就職を目指していますが、今回はなぜその目標に至ったのかという点をお話ししようと思います。

1. なぜIT系職種なのか?

まず数が多い

カナダは積極的に移民を受け入れている!というのは前回の記事でおわかり頂けたと思いますが、実はその中でもIT系職種の割合はとても高いんです。

上記記事によると、2019年には74,586人の個人に対して永住権が授与されたようです(多ッ)。

そして、こちらの記事には、「カナダは過去2年間で、40,000人以上のtech worker(≒IT系技術者)に永住権を授与した」という記述があります。
単純計算、1年で20,000人がIT系職種でカナダ永住権を取得しているということになりますね。
つまり、永住権取得者の内、概ね3人に1人がIT系職種であるということになります。

カナダの永住権申請における職種カテゴリは、細かく分けて500種類程あるのですが、それを考えると、tech workerの人気っぷりがよくわかりますね。

すごい制度がある

それもそのはず、カナダには素晴らしい就労ビザ制度があるのです。
それが、Global Talent Streamというもの。

これは2017年頃にできた、比較的新しい制度なのですが、ざっくり言うと、最短2週間の手続き期間で就労できまっせという制度です。
2週間!?

アメリカにおける就労ビザ取得には、最低でも3ヶ月かかると言われているので、この制度がいかに革命的かがよくわかりますね。

どの国でも、永住権を取得するには、就労経験が必要です。
しかし、就労ビザというのは、当然雇用主のサポートがないと発給されません。

「君いいね!うちで働いてよ!」
「ありがとうございます!では、就労ビザのサポートをお願いします!」
「あっ、、、(こいつビザ持ってないんだ、めんどくせ、やっぱいいや)」

と、このように、優秀な人材でも、この手続きが雇用主にとって負担となり、採用に至らず、、、というのは、海外就職においてはよくあることのようです。

しかし!
このような制度によって、外国人雇用における企業側のハードルがぐんと下がり、カナダは移民大国としての地位をどんどん色濃くしていっているというわけですね。

そして、上記ページ内には、本制度の対象となる職種がずらっと書いてあるわけですが、下部のCategory Bのところを見ると、Computer engineersや、Software engineers等、IT系職種が軒を連ねています!

そもそものビザ制度がかなり柔軟であるのはもちろんですが、このGlobal Talent StreamがIT系移民増加の一端を担っているのは確かでしょう。

2. なぜバンクーバーなのか?

あのシリコンバレーよりも、、?

バンクーバーというのは、実は世界有数のIT都市なんです。

こちらは2019年の記事ですが、カナダ・アメリカにおいて、IT産業が盛んな30都市について、市況を調査した結果について書かれています。

IT系職種の求人数の伸び率を指標としているのですが、
その中でバンクーバーはなんと、、 1位。

一応言っときますけど、あのサンフランシスコも入ってますからね。

シリコンバレー入ってますからね!?笑

具体的な伸び率でいうと、バンクーバーは前年比+29.5%
対するサンフランシスコは+24.7%で2位。
そして3位はカナダのトロントで+23.9%。

そうなんです。ぶっちぎりなんです。

求人数の伸び率が高いということは、スタートアップ企業が多く生まれているということでもありますが、スタートアップは、優秀な人材を血眼で求めてますよね。すなわち、外国人IT労働者にうってつけの舞台がそろってるってワケです。

どっかの家のガレージかなんかで、ギーク(※)なやつらが夜な夜な謎のガジェットやサービスの開発に勤しんでいるわけですよ!
※ギーク…日本語でいう「オタク」。個人的には褒め言葉だと思ってますが、使用する場合は文脈に注意してください。

どうですか、燃えてきませんか?笑

しかし当然、熾烈な争い

ただ、いくらホットな土壌が整っているとはいえ、まあそれは言ってみれば、誰でも知っているわけなので、同じ志を持った優秀なヤツらが決戦の地バンクーバーに集うんですよね。

そのため、簡単に仕事見つけられる!という状況では決してありません。

しかし、きちんとした戦略と情報収集をもってすれば、きっと道は開かれるはずです。

まあ、、こんなことを言いながら僕はままだカナダに足を踏み入れたことすらないんですけどね。笑

この記事が、同じような志を持っている方のちょっとした助けになれば嬉しいです。
共に世界を獲りましょう。(?)

次回は、ちょっと毛色を変えて、キャリアについて書こうかな〜と考えています。

ではまた!